問題解説
第35回文具検定全国模擬試験に多数のチャレンジありがとうございました。下記に出題しました問題や解答に関する解説を行っています。

規格・呼称問題問題解説
問題正解解説
1日本産業規格(JIS)で定める鉛筆の硬さは何種類?
17種類JISで17段階と定めています。9Hがもっとも硬くて色が薄いと定められています。硬度記号6Bから9Hに至るまで硬さが増加し、9Hから6Bに至るまで線の濃さが増加します。6B〜B、HB、F、H〜9Hの17段階あります。JISでは定めていませんが、平成20年には、三菱鉛筆がuni発売50周年を記念して5種の硬度を加えた10Bから10Hまで22硬度のシリーズを発売しました。
2一般的なノートのB罫の行幅は6mm。ではA罫は何mm?

7mmその他にC罫は5mm、U罫は8mm、UL罫は10mmが共通して使われています。また記号では、英習罫=F、方眼罫=S、縦罫=M、無地=Wなどがあります。

3次の紙のサイズのうち、どれが一番大きい?
A3選択肢での大きさは、A3→B4→A4→B5の順になります。因みに、A列・B列の紙の標準規格寸法は次のようになっています。呼び方・寸法(mm)
A0・841×1189、A1・594×841、A2・420×594、A3・297×420、A4・210×297、A5・148×210…。B列はB0・1030×1456、B1・728×1030、B2・515×728、B3・364×515、B4・257×364、B5・182×257…。

4紙の短辺を綴じるファイル・バインダーの呼称は?

E型紙の短辺を綴じるファイル・バインダーはE型(Endopening)と呼ばれています。長辺はS型(Sideopening)です。JISS5505で規定されています。

5ファイルノートなどの多穴式で、穴の中心から中心までの間隔で正しいのは?
9.5mmJISで9.5mと定められています。因みに、2穴は、80mm、4穴は、42mmです。

6B5の長辺を三つ折にした用紙を入れるのに最適な封筒サイズは?
長形4号いずれの封筒にも入りますが、「最適」となれば長形4号です。

7日本ファイル・バインダー協会の統一の呼称で使用されていないのは?
ビッグファイルビッグファイルという呼称は定められていません。主な名称では、MPバインダー、リングバインダー、コガネ式、スライド式、横開き式、フラットファイル、レターファイル、スモールファイル、AZファイル、ハンギング・フォルダー、ドキュメントファイル、ボックスファイル…などがあります。
8公益財団法人日本デザイン振興会が主催する総合的なデザインの推奨制度で、受賞したデザインに付けられるマークは?
Gマーク「Gマーク」は1957年(昭和32年)創設された日本で唯一の総合的なデザインの評価・推奨の仕組みです。デザインを通じて産業や生活文化を高める運動として国内外の多くの企業やデザイナーが参加しています。これまでの受賞件数は4万件以上にのぼり、受賞のシンボル「Gマーク」は、よいデザインを示すシンボルマークとして広く親しまれています。
9ファイルの一般的な表示サイズで「背幅」の英文略名称は?

日本ファイルバインダー協会(FBA)の統一名称規定で背幅はT(thickness)と定められています。因みにHはheight(高さ)、Wはwidth(幅)です。

10鉛筆の硬さを表す記号でないのは?
Hは「硬い」の意の「hard」、Bは「黒い」の意の「black」、Fは「ひきしまった」の意の「firm」



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