問題解説
第38回文具検定全国模擬試験に多数のチャレンジありがとうございました。下記に出題しました問題や解答に関する解説を行っています。

あかしや問題解説
問題正解解説
1良い筆の条件は尖・斉・円・健の四徳が備わっていること。「尖」は穂先がとがっていること、「斉」は穂先がよく整っていること、「円」は穂がきれいな円錐形になっていることだが、「健」はどんな意味?

穂先に弾力とコシがあり、スムーズな筆運びができること書道筆の弾力とコシは書き味に影響をもたらす重要なポイントです。穂先の弾力とコシによってしなやかでスムーズな筆運びができ、トメ・ハネ・ハライといった基本的な技法が表現できるようになります。

2経済産業大臣の指定を受けた工芸品のことを「伝統的工芸品」と言うが、文具は何品目指定されている?
10品目伝統的工芸品とは、「日常生活で使用」「主要部分が手作り」「伝統的な技術・技法・原材料による製造」などの条件を満たし、経済産業大臣の指定を受けた工芸品のことです。文具分野では、奈良筆、熊野筆、豊橋筆、川尻筆、奈良墨、鈴鹿墨、雄勝硯、赤間硯、播州そろばん、雲州そろばんの10品目が指定されています。
32020年度から小学1・2学年書写で導入された「水書」は、墨を使わず水と毛筆で書くが、最大の目的は?

弾力のある毛筆で運筆練習をし、硬筆(鉛筆)に還元するため弾力のある筆記用具を使うことで、筆圧の変化を体感し、ハライやハネの「力を抜く感じ」などが理解しやすくなります。水書で繰り返し運筆練習することにより、普段の硬筆(鉛筆)でも筆圧の調整ができるようになります。

4書道筆の購入時に付いているサヤ(透明キャップ)の扱い方で正しいものはどれ?

使わずに破棄する透明キャップは輸送・販売時に穂が傷まないように保護のためについています。筆を使用したあとにこのキャップでしまおうとすると、穂を傷めてしまったり、湿気による腐敗・悪臭のもととなります。キャップは破棄して、筆巻を使ってください。あかしやのSNSでも「知らなかった!」と大反響の投稿でした。
5筆メーカーあかしやが、初心者が楽しく書くことに馴染めるようにとの思いを込めて商品開発しているシリーズ名は?
書写楽シリーズ筆を持つ位置がわかる筆、コシが強くて書きやすい筆、カラフルな筆、お手入れが簡単な筆、固まったり穂先が曲がってしまってもお湯で戻せる筆、楽しいデザインの墨液 など、初心者が使いやすい工夫を凝らした「書写楽」シリーズを発売しています。

6「文房四宝」の「文」は文筆、「房」は部屋つまり書斎のことだが、その四つの宝とは硯、墨、紙と、あとひとつは?
中国での文房具愛玩は漢代にはじまり、五代に盛んになり、宋代以降に「文房四宝」が文人達の間で多く語られるようになりました。なかでも消耗品ではない硯は骨董的な価値が高く、趣味の対象になったと言われています。
7書道筆には「普通軸」と「ダルマ軸」があるが、ダルマの役目は?

軸と穂の太さの差を調整するダルマ軸の筆は、穂の太さに対して持ち手部分の軸が細くできており、手先を使う感覚が出しやすいと言われています。普通軸は、穂と軸の太さが同じなので、書く線の太さをダイレクトに感じることができます。実際に筆を持って、太さや重さなどが自分の手になじむものを選ぶことをおすすめします。

8書き味とデザイン性を備え、和紙で装飾したあかしやの筆ペンの名称は?

古都あかしや新毛筆「古都」は、京友禅や江戸小紋など洗練された日本の伝統文様の和紙や、モダン柄の和紙で装飾した筆ペンです。奈良筆の製筆技術を生かした穂先で書き味にも優れています。

9細筆の正しい使い方は?
穂先から3分の1程度を捌いて使う細筆は墨をつけるところだけ(穂先から3分の1程度)を捌いて使用します。
捌きすぎてしまうと細筆としての機能が失われてしまうため、使用後も水で洗わず湿らせた半紙や布などで穂先を整えながら墨をぬぐいとっていきます。

10太筆の使用後の手入れ方法は?
墨をよく洗い流し、十分乾燥させ保管する筆についた墨を洗い流さないと、墨に含まれる膠(にかわ)や糊の成分で固まり、穂先の割れや切れ毛の原因となります。キャップをすると毛が乾燥せず、腐る原因となります。



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