問題解説
第36回文具検定全国模擬試験に多数のチャレンジありがとうございました。下記に出題しました問題や解答に関する解説を行っています。

創業時は何を作っていたT問題解説
問題正解解説
1オフィス家具・ステーショナリーなど総合メーカー、コクヨの創業時は、何を作っていた?
和式帳簿の表紙1905年(明治38年)、黒田善太郎氏が「黒田表紙店」を創業、和式帳簿の表紙を製造、販売を行いました。写真は当時のコクヨ和式帳簿。

2ファイルやテプラなど電子文具メーカーのキングジムの創業時は、何を作っていた?
人名簿1927年(昭和2年)、宮本英太郎氏によって創業、当時は、特許人名簿という名称で人名簿を製造、販売を行っていました。今で言う名刺ファイルのようなものです。写真は当時のキングジム人名簿。

3学童文具メーカーのクツワ、明治時代創業時は文房具の卸問屋で、戦後、メーカーにへと転身したが、その時、業界の先駆けとなった商品とは?
キャラクター文具1910年(明治43年)、初代西村福松氏が、「西村合名会社大阪支店」として、文房具卸問屋としてスタート、第2次大戦後はメーカー転身しましたが、1960年(昭和35年)にNHKテレビの「チロリン村のクルミの木」の版権を取得し、業界に先駆けてキャラクター商品を発売しました。写真は当時のクツワキャラクター文具。

4ジャポニカ学習帳でお馴染みのショウワノート、創業時は何を作っていた?
封筒・伝票
1947年(昭和22年)、昭和紙工株式会社として富山県高岡市内で創業。当時は、封筒、伝票の製造、販売が主でした。写真はショウワノート創業時の工場内風景。


5アポイントダイアリーでお馴染みのダイゴー、創業時は何を作っていた?
手帳1144年(昭和19年)、井上写真台紙製造所他3社が合併して、大阪合同紙工を設立、ダイゴー商標のもとに事業を開始、昭和23年に大阪銀行(現三井住友銀行)から年末贈答手帳を受注し、手帳専業となりました。写真はダイゴー創業時の手帳製造風景。

6フリクション、アクロボールでお馴染みのパイロットコーポレーション、創業時は何を作っていた?
万年筆1918年(大正7年)、東京高等商船学校出身の同校教授並木良輔氏が、万年筆用金ペンの製作に成功し、同窓の和田正雄氏からの惜しみない援助を得て、「株式会社並木製作所」を設立し、万年筆の製造販売を始めました。写真はパイロット創業当時の社屋。

7エナージェル、オレンズでお馴染みのぺんてる、創業時は何を作っていた?
画材1946年(昭和21年)、堀江幸夫氏が大日本文具株式会社を設立、画材を製造、販売、1955年(昭和30年)に「ぺんてるくれよん」を発売しました。写真はぺんてる創業当時のパス。

8スマートフィット、プニラボでお馴染みのLIHITLAB.、創業時は何を作っていた?
ファイル1938年(昭和13年)、田中経人氏が「田中経人商会」を創業、スプリングファイルの名称でファイルの製造、販売を行いました。写真はスプリングファイル。

9ネーム9でお馴染みのシヤチハタ、創業時は何を作っていた?
スタンプ台1925(大正14年)、舟橋商会を創業、「万年スタンプ台」を開発、発売を行いました。写真はシヤチハタ万年スタンプ台初期のもの。

10サラサボールペン、デルガードでお馴染みのゼブラ、創業時は何を作っていた?
ペン先1897年(明治30年)、石川徳松氏が「石川ペン先製作所」を創業、全くの独創により日本最初の国産鋼ペン先の製造に成功しました。写真は創業当時のペン先。



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